『支援から共生への道 Ⅱ――希望を共有する精神医療を求めて』

田中 康雄 著

 

 

 ※本書の立ち読みはPDF形式です。

 

僕は、キミにきちんと向き合えていますか?

日々の臨床の中で、関わることの難しさ、面接という出会いに込める思いを綴る。
対人援助職の方々、保護者の方々に、心の糧となる書。

▼全国の保護者から絶大な人気を誇る児童精神科医が臨床への真摯な思いをぶつけた随筆集第2弾!

雑誌『教育と医学』での連載を書籍化。大学教授から子どもの精神科クリニックの院長となり、新たな精神科臨床の取組みを行っている著者が、面接や診療を通して得た「心とは何か」「育ちとは何か」を綴る。子どもだけでなく、家族も含めた診療の様子も紹介。

僕のめざす臨床は、「発達障害」と呼ばれる特性をもちながら、日々の社会生活を送るなかに生まれる生活のしづらさ・生きづらさにどう向き合うか、そしてできる工夫を考え、日々無理なくできることをとりあえずやってみようと思えるように応援することです。
そして、今を頑張って生きていることが肯定できるように、明確に、しっかりと自覚してもらえるよう、現状に光を当てたいと思っています。(著者より)