『ひれふせ、女たち――ミソジニーの論理』

ケイト・マン 著
小川 芳範 訳

 ※本書の立ち読みはPDF形式です。

「女性嫌悪」とされるミソジニーとは何か?

家父長制を維持するための「魔女狩り」のメカニズムを明らかにする
革新的なフェミニズム思想のベストセラー

「ミソジニー」についての初めての研究書であり、フェミニズム思想を刷新した注目作がついに翻訳。

なぜアメリカ大統領選でドナルド・トランプがヒラリー・クリントンをおさえ勝利したのか?
なぜ性犯罪をおかした男性は免責される傾向にあるのか?
なぜ「インセル」による女性の殺人事件が起こるのか?
なぜ女性の証言は信用されないのか?
なぜ堕胎を理由に女性は罰せられるのか。
なぜ戦時中の虐殺において、レイプがかならず含まれるのか?
なぜ女性たちはいつも「与える」ことを期待されるのか?

社会生活と政治の中にある「ミソジニー」を、分析哲学的アプローチで探究することで「ミソジニー」を定義し直し、それがどのように機能しているか明らかにする。