『学校の先生にも知ってほしい 慢性疾患の子どもの学校生活』

満留 昭久 編

 

 

 ※本書の立ち読みはPDF形式です。

 

<子どものこころと体 シリーズ>
保護者-学校-医療が連携し、育ちを支えるために

慢性の病気を抱える子どもたちが、安心・安全な学校生活を送るためには、周囲の理解が必要です。
病気の基礎知識、学校生活での配慮事項などを病気ごとに解説します。

▼様々な慢性疾患の基礎知識と配慮事項を解説。

現在8万人いると言われる、慢性疾患をもつ病弱児童が学校生活を送るにあたり、保護者と学校関係者が知っておくべき基礎的な知識をコンパクトに収録。
対象疾患:腎疾患、てんかん、心臓病、小児がん、膠原病、糖尿病、血友病、慢性頭痛、起立性調節障害(OD)。

「慢性疾患をもつ子どもは、自分が病気であること、自分がおかれている状況をクラスメートや周囲の人たちに正しく理解されると、クラスの仲間が自分の病気を理解し、自分を支えてくれていると実感し、病気に立ち向かうモチベーションを高めやすくなります。また健常な子どもたちも、病気に立ち向かっているその子の姿を見て、自らのレジリエンス(立ち直る力)を育てることにもなると思っています。
学校や教師、そして小児医療に関わっている人たちにも、子どもたちの学校生活を“輝いているもの”にしていくことができるように配慮することが求められています。
本書がその一助になることを願います。」(満留昭久「はじめに」より)